富士山スキーふじさん (3775.6m)

これは初めての富士山を静岡県側の富士宮口から登頂し、山スキーで下山した記録です。
眠くなった所で寝ることにして前夜家を出発し、パーキングエリアで車中泊。 朝ウィンドーから射し込む眩しい光で目覚めると、目の前の山の上から、今まで見たことがない大きな富士山の白い頭がにょっきりと出ていました。
車の終点、富士宮口新五合目まで登ると銀色のレーダードームがもう目の前です。な~んだ、こんなに近いのか・・・・。と思ったのは、比較するものが全くない山を今まで経験したことがなかったので、距離感が狂っていたのだということが登ってみてはじめて分かりました。
登っても登っても、歩いても歩いても、変わらない景色と近くならないドーム。予想時間をはるかに越え6時間かかってようやく山頂到着です。

レーダードームへの荷揚げ用でしょうか、登山道はきれいに除雪してありした
妻のスキーも一応持ってきましたが自信がないから周辺を散策していると言うので車に残し、一人で登ります。天気予報どおりいい天気になりましたが、湿度が多いのでしょうか下界の景色は余りはっきりしません。

剣ヶ峯(3775.6m)から噴火口への斜面

噴火口の北西面

急に天気が悪化、稲妻が走り霰が降りだした

宝永火口の西側付近で妻と出会いました
九合目付近まで登ったらアラレが降りだしたので慌てて下りて来た、と言っていました。
噴火口の中は絶えず落石があり、カラ~ン、カラ~ンと乾いた音が壁面にこだましていました。
北側の崖には大きな氷柱が壁面いっぱいにぶら下っていましたが、大きさの基準になる人とか木がないので、その大きさや火口の深さが全く見当がつかず、落石の音だけが円形の壁に不気味に響いて、火口の底まではとても滑り込む気にはなれませんでした。
噴火口上部で遊んでいると、急に天気が怪しくなり、稲妻が地表を走り大粒のアラレが降って、視界も急激に悪くなってきました。
慌てて荷物をまとめ下に見える鳥居を目印に滑り降ります。空が明るくなり振り返ると、富士山の山頂部だけ笠雲がかかり、頭上には青空が広がっていました。
途中、一~二度雪が切れ、火山噴出物のゴツゴツした極めて歩きにくい岩場を渡って隣の雪渓に移る所がありました。 五合目まで距離にして半分スキー、半分歩きといったところでしょうか? スキーとしては距離は短めでしたが、初めての富士山に登頂できただけでも感慨ひとしおです。
この日、他の登山者には2人会っただけで、TVで見る夏山の富士山は想像もできない静かな山でした。 初めて富士山まで来たのですから帰りは宝永火口を見物したあと、一泊して翌日は富士山を車で一周する観光旅行になりました。

宝永火口 土の色が神秘的な色でした
富士山西側四合目からの南アルプス展望(最奥の山並)
最奥左から 光岳(雲の中)、茶臼岳、上河内岳、聖岳、赤石岳(中央)、悪沢岳、塩見岳
データ
  • 1987.06.01(月)
男(1)女(1)
富士宮口新五合目
 

6:30

12:30

山頂
 

 

 

雪渓末端
 

 

 

宝永火口
 

 

 

富士宮口新五合目
歩行距離
行動時間

 

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