久須夜ヶ岳展望の道

三方海中公園探勝の道」、「若狭湾展望と烏辺島を望む道」につづいて、きょう3本目の近畿自然歩道です。
基点は「田烏」、終点は犬熊(いのくま)から南側の山に登り尾根の林道に出たところになっています。
しかし、山の上で終わる訳にもいかないので、この道は次の「阿納古道と歴史を探る道」11.6kmとセットにして、小浜の国民宿舎まで歩くのがいいようですが、きょうは時間切れで、小浜市阿納までにして、山道は次の機会にということにしました。
田烏からはどんどん山の中に入っていきます。途中やや開けたところには狭い耕地を丹念に階段状の田んぼにした千枚田がありました。耕作は大変でしょうが、見ている分にはきれいな眺めです。全部の田んぼに水が張られると、きっと素晴らしい眺めでしょう。

ルートは奈胡崎の根元で峠越えになります。
今は広い車道が通っていますが、昔は寂しい峠道だったのでしょう。
携帯電話のアンテナやカーブミラーなど、現代的な工作物が多くなった峠には昔ながらのお地蔵さんが祀ってあり、新しい花が供えてありました。

先の「若狭湾展望と烏辺島を望む道」でも書きましたが、ここ福井県嶺南地方と嶺北地方では生活習慣も言葉も随分違います。昔から嶺南地方は京都との交流が盛んで、言葉や生活習慣も京都風で、どこのお地蔵さんにも、必ず新しい前掛け(?)と新しい花が供えてあります。
嶺北地方では既になくなっている、ゆかしい風習が、嶺南地方にはまだ残っているようです。

上の画像は、一見、美しい海岸に見えますが、右下の砂浜の白い物は発泡スチロールの破片のようなゴミでした。(右画像はそのれを拡大したもの)

下の画像2枚は、上の画像と同じところで撮影したものです。 左右の画像はとても同じ場所とは思えませんが、右の画像の上端の一部が左の画像です。
左は緑の中に桜が咲いていて、美しい海岸ですが、足元に目をやれば見るも無残な光景(右)です。
今までも、こうした場面には幾度も出会いましたが、その度に手前のゴミはカットして、美しい部分だけを写真に収めてきましたが、今回はあえて汚い部分も公開することにしました。

歩き旅で一番情けなく思うことは、急な崖や深い谷底を覗くと、決まってゴミが大量に捨てられていることです。
TVや冷蔵庫などの家電製品の廃棄が有料化されてから、特にそうした家電製品の廃棄物が多くなったように感じます。車で移動していた頃には分からなかった事ですが、歩いてみると痛切に感じます。
情けないことですが、もう日本には「風光明媚」な所などは、ほとんどなくなってしまったのではないかと思います。

安部総理大臣の「美しい日本」は、どうなっているのでしょうか? 教育からしっかりやって公徳心を育てるのは分かりますが、早急に何か手を打たなければ、日本人の公徳心が育った頃には、既に手遅れになっていなければ良いが・・・・と、心配してしまいます。

矢代へは海岸線に沿った旧道を歩くつもりでしたが、厳つい鉄の扉が立ちはだかっていて、脇をすり抜けて行くには、勇気がいりそうでしたから、新しいトンネルを通ることにしました。
(小心者です。(^o^))
トンネルは右側に幅2m以上の歩道があり、車の通行量も極端に少ないので、充分安全で排気ガスもありませんでした。
自然歩道の案内板にもこのトンネルを利用するように描いてあります。
矢代の新しい道路の脇には、トイレと広い展望広場がある休憩所がありました。
トイレ休憩しましたが、ここでもゴミの散乱にウンザリです。
メジロとウソが遊びに来てくれたので、ちょっと癒される場面もありました。(右)
夕方で、光量が少なく、ブレてしまったのが、残念!

メジロ

ちょっとボケていますが、中央にウソ

矢代休憩所の案内標柱
広場の端には、お地蔵さんと近畿自然歩道案内標柱が立っていました。
ここでもお地蔵さんには新しい花が供えてあり、ちゃんと誰かがお世話をしている様子でしたが、直ぐ横の広場が余りにも汚いのが残念です。

犬熊の左折点

この「久須夜ヶ岳展望の道」は、犬熊(いのくま)に入って直ぐ(上左画像)の所を左折して、集落の後ろの山に登るルートになっています。
その先は、「阿納古道と歴史を探る道」を歩いて、阿納尻に下山できるのですが、休憩が多かった今日は、すでに夕暮れが迫ってきているので、山越えの道は諦めて、阿納トンネルを抜けることにしました。


今里さん
犬熊海水浴場を眺めながら歩いていると、砂浜に小さな赤いテントが見えました。傍らに同年輩ぐらいの男性が座っていたので、少し戻って、砂浜に下りてみると、携帯メールを打っている真っ最中でした。
しばらく休憩を兼ねて話をしてみると、神戸から北海道を目指して自転車旅行中とのことでした。
既に四国の歩き遍路(1300km)を56日間で達成されたとそうですから、歩き旅の先輩である訳です。

私の荷物を見て、「これは重いですね。何キロあります? 私の場合は8kgでした」と言っていました。私は荷物を軽くする努力が足りないようです。

阿納か犬熊に宿を取れば良かったのですが、LANのある宿に拘って、小浜駅近くのビジネスホテルを予約したので、阿納からタクシーを呼びましたが、阿納にもLANのある宿(いたや)があったことを後で知って、後悔しました。

データ
  • 2007.04.12(木)
単独
田烏
2.5km

15:32

16:17

2.1km

 

16:49

0.8km

17:00

17:10

志積
1.4km

 

17:30

0.3km

 

17:34

1.1km

17:54

18:10

歩行距離
約8.2km
行動時間
約2時間38分
ほかの参考サイト
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