三方海中公園探勝の道3

この「三方海中公園探勝の道」は2004年12月15日、2004年12月20日と2回歩いているので、きょうは3回目です。
今回は北海道宗谷岬から「e旅 歩き旅」と題して、徒歩の旅を続けて66日目(通算86日)の「三方五湖海山~小浜市阿納」の旅で、「三方海中公園探勝の道」7.1km 「若狭湾展望と烏辺島を望む道」13.8km 「久須夜ヶ岳展望の道」8.2kmの3ルート、29.6kmを歩いたうちの最初の「三方海中公園探勝の道」です。
ここで言う「海中公園」とは、フリー百科事典「ウィキペディア」によると、『国立公園あるいは国定公園に含まれており、その中で特に優れた海中の資源、自然景観を保全するために設けられた地区のこと。自然公園法によって管理される。2006年(平成18年)現在、国内には63の地区が指定、指定に関係している公園は25箇所に上り、また総面積は約2895ヘクタールに及ぶ。』と、あります。
きょう歩く「三方海中公園」は、若狭湾国定公園の中にあり、福井県ではここだけが1971年(昭和46年)に指定を受けています。

町営観光ホテル「水月花」
朝の三方五湖・水月湖
海山~塩坂越の旧トンネル 塩坂越の山道入口
海山(うみやま)~塩坂越(しゃくし)間にはトンネルが2本あります。1本は新しいトンネルで車の往来が多いので、ほとんど車が通らない旧トンネルを歩きました。(上左)
トンネルを抜けると塩坂越集落です。民家の間の路地が世久見(せくみ)に通じる山道の入口です。案内標識に注意していないと見落としてしまいそうな狭い路地です。(上右)
72歳だと言う元気なおばさんが山道から降りてきたので、しばらく立ち話しました。
毎日三方五湖周辺の遊歩道を5~6km歩いていること、5月19・20日に開催される第16回若狭三方五湖ツーデーマーチに参加することを楽しみにしていることなどを話してくれました。
展望台への分岐点 自然歩道らしい山道です。林道出合までは概ねこんな感じで歩き易いです
塩坂越から世久見までは文字通り自然がいっぱいの細い山道の自然歩道で、出入りの多いリアス式海岸の美しい眺めを静かに楽しみながら歩ける道です。
しかし、海側はかなりの急斜面で、木が茂っているので恐怖感はありませんが、もし躓いて足を滑らせたらどこまで落ちるか分からないほどです。GPSによると標高は100mから40mほどですから、落ちたら間違いなくただでは済みそうにありません。
人に会うこともほとんど期待できません。熊はいないそうですが猿には随分出会いました。カモシカにも会いましたから、そうした野生との出会いが苦手な方は、誰かと同伴されることをお勧めします。
世久見方向 塩坂越方向
やがて、地図には描かれていない広い林道に出ます。(下左画像)
2004年12月15日に同じルートを歩きましたが、その時はこの林道から自然歩道への分岐点を見落として、とうとう世久見まで林道歩きになってしまったことがありました。
自然歩道への分岐点は、この林道出合いから100mほど行った先のカーブミラーが立っている所に階段があるので、それを下ります。
車道の海側を注意しながら見て行けば見落とすことはないと思いますが、前々回は案内標柱が立っているものと信じて、道路の真ん中を歩いていたので下り口を見落としてしまいました。
当然案内標柱がなければならない所ですが、この林道は自然歩道整備以後に工事が行われたためでしょうか、歩道を分断して、そのままになっているのだと思われます。
福井県自然保護課に現状を伝えたら、近い内に案内板を設置するつもりです、いう事でしたが、約1年半後の今回訪れてみても、何も改善されていませんでした。
むしろ、林道出合から先は、前回よりも山道が荒れていて、下の画像のように倒木が道を塞いでいる所が数ヶ所あり、大変歩きにくい状態でした。
一人で始末できる程度のものは、押し退けたり折ったりして、通り易くして来ましたが、大きい物はとても一人の手に負えるような物ではありませんでした。

世久見地区の遊歩道標柱
世久見の海中公園案内板
後方は烏辺島

ウィキペディアによると、『海中公園は、国際会議によって、陸上だけでなく、海中の自然、景観についても、それを保全すべく海中公園を設置するように定められたものである。それを受けて日本政府は特に海中景観が優れた地区を選定し、昭和45年に自然公園法改定によって海中公園の設置を行った。
その背景には急激な工業化、経済成長によって公害問題が深刻になりつつある中で、工場や住宅による汚水の流出、レジャー開発などの影響を受け、海中の環境が著しく悪化していながらも従来の公園制度では陸上しか対象となっていなかったことがある。』 という事らしいのですが、残念ながら、海中公園に指定されている世久見の「渚遊歩道」入口付近には魚網、ロープ、ブイなど漁業関係者のゴミが散乱していて、海中公園の名に相応しくない景観が広がっていました。(下)
残念ながら魚網やロープなどのゴミが散乱している渚遊歩道入口付近
世久見海岸の目の前には烏辺島が浮かんでいます。目を先ほど歩いていた山の方に向ければ、今まさに山桜が満開です。(下)
やっぱり国定公園・海中公園に相応しい素晴らしい景観です。
この烏辺島について、自然歩道の案内板には、『世久見の北西1.2kmの沖に位置する小島で、周囲1km、面積約7ha、標高95mの無人島です。島にはスダジイ、タブノキ、ヤブニッケイなどの常緑広葉樹やケヤキなどの落葉広葉樹が林冠を形成しています。周囲の海域は三方海中公園の3号地区に指定されていて、海中生物の保護が図られています』 と、ありました。
烏辺島 歩いてきた山は桜が満開
文字通りの渚を歩く「渚遊歩道」 海中公園に相応しい透明度が高い海と烏辺島(後方)
渚遊歩道(1.3km)には所々に海の生物などの解説板があり、楽しみながら勉強ができるようになっています。
子供連れで遊びに来るには絶好の場所と言えるでしょう。
コースの終点の食見(しきみ)には福井県海浜自然センターが建っています。

海の自然についての展示・学習館です。
遊歩道の解説板 海浜自然センター
前回、この道を歩いたのは12月の半ばでしたから、色に乏しい季節でしたが、今回は「山ざくら」が、ほとんど白から濃いピンクまで、若葉は文字通り萌黄色から黄緑色までと、柔らかい色に満ちていました。

天気も良く、本当にいい季節に歩くことができました。

若狭三方マリンパーク

食見の近畿自然歩道案内板
この後、「若狭湾展望と烏辺島を望む道」と「久須夜ヶ岳展望の道」を続けて歩いて、18時過ぎ夕暮れが迫った小浜市阿納のトンネルから小浜市内のビジネスホテルまでタクシーを利用しました。
データ
  • 2007.04.12(木)
単独
1.0km

7:51

8:07

0.4km

 

8:18

1.1km

 

8:39

2.0km

 

9:37

0.6km

 

9:53

1.4km

 

10:17

0.6km

 

10:33

歩行距離
約7.1km
行動時間
約2時間42分

 

その他の記録
ほかの参考サイト
アーカイブ

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