ソーラン街道 羊蹄山を望む道

この道は「e旅 歩き旅」の25日目ワイス温泉~留寿都村 41.5km の前半部の14.2kmです。
北海道自然歩道は大きく次の3つの路線に分かれています。A:東西横断道、B:南北縦貫道、C:地域路線。
それぞれの路線の中には4~13路線が設定されていて、更にそれらは1日で歩ける程度の長さの5~21のコースから成っています。
全コースは289コースもある膨大なもので、現在一部のコースは整備が終わり供用中ですが、まだ殆んどの路線がルートが決まっただけで、案内板や標識は未整備です。(平成18年9月現在)

北海道環境生活部 環境室自然環境課の北海道自然歩道ホームページの路線図も未整備の路線は縮尺が大きく詳細なルートは確認できない状況です。
この「ソーラン街道 羊蹄山を望む道」も未整備中で、詳細なルートは確認できませんでした。
北海道自然歩道の大まかなルート図を見ると(図中のaのルート)、倶知安町から真東に伸びる直線道路(国道276号線)からv字型に羊蹄山方向に曲がっています。2万5000分の1の地図で確認すると、どうやら富士見橋の所から尻別川に沿って堤防上を歩くルートが設定されているようにも判断できますが、今回は尻別川の南側にある直線道路(道道478号線)を、文字通り羊蹄山を眺めながら歩きました。(家に帰ってから確認すると尻別川沿いにサイクリングロードがありそれを歩くようです)

昨夜のワイス温泉で今日のルートについて相当悩みました。それはニセコアンヌプリを越えて五色温泉・昆布温泉、蘭越町・黒松内町経由で長万部に至るルート。五色温泉・昆布温泉からニセコ町経由で洞爺湖に至るルート。京極町のふきだし公園経由で洞爺湖に至るルートの3ルートです。

2番目3番目のルートは洞爺湖から海側に出てからトンネルが幾つもあるので、1番目の石川文洋さんが歩いた黒松内経由で長万部に出るルートに合流しようかと思いましたが、昭和新山・有珠山・洞爺湖を見逃すのも勿体ないので、洞爺湖に至るルートを選びました。
倶知安町の手前から見た ニセコアンヌプリ(左の山)
ニセコにはスキーで何度か訪れたことがありますが、どうやら山の中腹のスキー場の近くにホテルがあるだけで、ニセコ町の中心部には宿はないようです。宿探しに難航して、結局3番目のふきだし公園ルートになりました。
しかし、こちらも京極町にたった一軒だけある宿も予約ができず、その宿で教えて頂いた川上温泉の宿も断られました。
富士見橋から見たアンヌプリ山とニセコスキー場

倶知安町に着いたのは朝9時。
ここで泊まるのは余りにも時間が早すぎます。やっぱり五色温泉か昆布温泉経由かな~?
と言う事で、そのあとの真狩村に宿を確保しなくては先に進めないので、2軒ある宿に電話してみると、一軒は既に廃業、もう一軒は道路拡張工事のため建替え中とのこと。
私の当惑した様子が伝わったのか、電話口の女将さんは申し訳なさそうでした。

結局、今日の宿は無いことになってしまい、翌日宿泊予定の留寿都村の宿「及川旅館」に電話してみるとOKが取れ、一安心です。
しかし、2日分を一気に歩くことになります。
幸いこの2日間は短か目のルートだったので良かったですが、それでも42kmになります。
念のためタクシー会社の電話番号を宿で確かめておきました。タクシーは喜茂別町から来るということでした。


富士見橋から見た蝦夷富士(羊蹄山 1898m)
富士見橋の上から尻別川を覗いてみると、おびただしい数の魚が泳いでいるのが見えました。
本当に川底が真っ黒になるほどの大群でした。
何という魚か分かりませんでしたが、10cm程のそう大きな魚ではありませんでした。
北海道はちょうどジャガイモの収穫時期でした。あちらでもこちらでも大型機械で収穫作業の真っ最中でした。
羊蹄山を背景に大型機械が収穫していく様は、まさに北海道の風景です。この機械の名前を聞いたのですが忘れてしまいました。
よく見ると畑の端まで行って方向転換するとき以外は無人運転です。(上右)
トラクターに引かれている後部の機械に家族全員が乗って選別作業をしているようでした。
収穫したジャガイモは畑の端で待ち構えているトラックの規格化されたコンテナに積み込まれますが、農家によっては大きな袋に収穫している家もありました。
途中に羊蹄山を背景にした綺麗な池のほとりに「そばや羊蹄山」がありました。 幟には懐かしい「おろしそば」の文字がはためいているではありませんか!
「お! おろしそば!」
この北海道でおろしそばが食べられるとは、ありがたい!!
そばは何と言っても「おろしそば」が一番。早速入ろうとしましたが、あいにく定休日でした。 残念!!
冷たいそばに大根おろし・ねぎ・かつお節だけをかけた「おろしそば」は、何と言ってもそばの王様。
そばはやっぱり子供の頃から親しんできた越前名物の「おろしそば」が一番です。
アスパラガスの畑(左)
背丈も色もいい。
来年はきっと美味しい芽が収穫できることでしょう。
途中でゴムボートを満載したトラックが追い抜いて行きました。 こんな内陸部でゴムボートは不思議に思いましたが、暫くしてその謎が解けました。
尻別川と接する所に Rafting Boat House という川下りのクラブハウスがありました。(上右)
「ふきだし公園」は、羊蹄山の地下を通って来た水脈が地表に顔を出した所で、いたる所から勢い良く水が噴出していました。

流れの上には木道が作ってあり清流を見物できるようになっています。

ここへ来る途中の「京極さけ・ます孵化場」の近くにも岩の間から勢い良く水が出ている所がありました。

公園内は18リットル入りのポリタンクを幾つも一輪車などに積んできた水汲みのお客さんが後を絶たない盛況振りで、樋の少しでも上で汲もうとするお客さんでごった返していました。
さすがに冷たくて美味しい水でした。
流れの中には大きな渓流魚が人を恐れることもなく悠然と泳いでいました。(イワナ? アマゴ? 北海道だから違うかな?)

このあと、近くのローソンで弁当を買ったのですが、食べガラを捨てるゴミ箱を置いてないのです。
うろうろ探していると軽自動車でやって来たおばさんが、「ゴミ捨てるのでしょう。このコンビニにはゴミ箱がないのよ。うちで捨てといてあげる!」と言って、私のゴミを素早く取って、自分の自動車の中にほうり込んでしまったのです。
親切な人がいるものだとびっくりすると同時に、コンビニはトイレやゴミ箱の提供など、ありがたい街のオアシスだと思っていましたが、ゴミ箱を置いてないコンビニも存在することを再認識しました。

この日は次の「火山回道 羊蹄山を望む道」を歩いて、タクシーを呼ぶこともなく無事留寿都村に到着しました。

データ
  • 2006.09.13(水)
単独
倶知安町交差点
2.2km

9:10

9:44

富士見橋
2.5km

 

10:22

そばや羊蹄山
2.8km

 

11:01

直線道路峠
3.9km

 

11:59

さけ・ます孵化場
2.8km

 

12:47

京極ふきだし公園
歩行距離
約14.2km
行動時間
約3時間37分
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