暮らしに役立つクレジットカード

我が家にクレジットカードが入ってきたのは、20年ほど前になります。妻がお付き合い上、義理で「SAISONカード」に契約したのが最初です。しかし実際に使ったのは、ず~っと後のことです。

■ 持っていたが使わなかった

使わなかった理由は
  1. ただ何となく不正利用されそうで怖かった。
  2. 引落口座の全額を持ち歩くようなもので、もし、カードを落としら・・・・と不安があった。
  3. 現金でないために、つい、使い過ぎてしまうのではないかという心配があった。
  4. 要するに借金ではないだろうか? 必要のない借金をすることには抵抗があった。
  5. 請求が1ヶ月遅れということは、金銭管理が面倒になる。
などです。
人は誰でも今まで経験したことがなかったもの、仕組みが良く分からないものについては不安を感じるものですが、まさに、私はクレジットカードについて無知でしたから何となく不安がありました。
しかも、クレジットカードを使うつもりもなかったので知ろうとする気持もありませんでした。

また、不正請求やスキミングなどについての事件はニュースになりますが、そのクレジットカードの仕組みや利便性については報道されることはありません。
ちょうどネットの犯罪や事件は大きく報道されますが、そのメリットについてはあまり報道されることがないのと似ています。

■ 使うきっかけはETC

実際にクレジットカードを使うようになったのは、高速道路通行料金の割り引きが、ETC利用者のみに変更になった時期からです。
それまでは、5万円分の通行料金のプリペイドカードを買うと5万8000円分の利用ができ、8000円分(16%)お得になるというものでしたが、それが ETC利用額が5万円に達すると 8000円分のポイントが付くという制度(マイレージサービス)に変わることになったのです。
高速道路利用が多かった我が家は、早速、車にETC装置を付け、それまで一度も使ったことがなかった「SAIZONカード」に「ETCカード」を付けました。たぶん2004年頃だったと思います。

実際にクレジットカードを使ってみると、マイレージサービスの無料通行分(16%)の他に、SAISONクレジットカードのポイント(0.5%)が付き、二重に得することも分かりました。(2015年4月からETCマイレージサービスの還元率は10%に低下)
また、何となく不安に感じていたことも、慣れてみれば何てことないことも分かりました。
という訳で、最初のカード利用は「SAIZONカード」のETC料金でした。

■ ポイントに目覚めた

その後、もっとポイントの還元率が高い「楽天カード」を知り、想像以上にポイントが貯まることに驚きます。
こうなると現金で払うことがバカバカしくなり、現金払いや銀行口座自動振替をカード払いに変更しようという気持ちになります。

電気料金・電話料金・携帯電話料金・NHK受信料・プロバイダー料金・新聞代など、銀行口座自動振替で支払っていたものをカード払いに変更しました。

■ お金の流れをちょっと変えるだけでポイント分が得になる不思議

右の図の「青い線」は現金払いで、スーパーマーケットなどで買い物の場合です。
「赤の線」は銀行口座自動振替のお金の流れで、電気料金や電話料金がこれに当ります。これらの公共料金の支払いには、ほとんどの人が、この「赤の線」の流れを利用していると思います。
この「青」と「赤」の流れを、ちょっとだけ変更して「黄色の流れ」のように「カード会社」を経由させるだけで、ポイントが貰え実質的にその分が安くなることになります。
もし、ポイント還元率が2%のカードなら10万円の支払いで2000円分がお得になります。

また、口座自動振替の場合は各会社の振替日はそれぞれの会社によってバラバラですが、クレジット会社経由にすることで、すべての支払日が同じ日になり管理し易くなります。

ここでちょっと注意。それは電気料金の場合、口座振替割引というのがあることです。それは月額54円です。
口座振替を利用することで電気料金が54円割引されていますから、ポイント還元率が1%のカードの場合、1ヶ月の電気料金が¥5400円を超えない場合は、クレジットカード払いに変更するメリットはありません。

■ 税金をカードで支払ってポイントを稼ぐ裏技

ある時ネットでクレジットカードに関するサイトを見ていたら、納税でポイントが稼げる裏技を紹介しているサイトがありました。

それは、右上の図のように「電子マネー(nanaco)」を経由させて納税することで、実質的にポイント分だけ税金が安くなるという裏技でした。

「緑の点線」は銀行口座からの自動振替ですが、この場合は何もお得になることはありません。
「緑の実線」のようにちょっと一手間かけて「電子マネー」を経由させれば、実質的に税金が安くなるというものでした。

具体的な方法も懇切丁寧に書いてありましたが、要約すると
  1. nanacoカードにクレジットカードからチャージする  (ここが重要! 現金でチャージしたのでは意味がありません)
  2. 納付書とnanacoを持ってセブンイレブンへ行く
  3. nanacoで納税する

要するに、税金をクレジットカードでは支払えないので、納税金額分を一旦「nanacoカード」にチャージして、nanacoで支払います。こうすることでチャージしたときにクレジットカードにチャージポイントが付きます。世の中には賢い人がいるものです。驚きました。(書庫のある家@i-cube
しかし、クレジットカードは何でもいいという訳ではありません。nanacoにチャージでき、しかもポイント還元率が高い方が有利です。
そこで紹介されていたのが「漢方スタイルカード」で還元率は1.75%です。この場合、仮に納税額の合計が 50万円あった場合、税金が実質的に 8750円安くなります。(現在は還元率、チャージポイント共に低下しています。下の比較表参照)
一度に納税できるのはnanacoにチャージできる 5万円 + センター預かり分 5万円 = 10万円までですが、nanacoを2枚使うことで20万円の納税も可能です。

■ 2014年のポイント総額 なんと 6万4380円!!

我が家の場合、積極的にクレジットカード払いを利用した結果、1年間でなんと 6万4380円分の「ポイント」を受け取ることができ、支払額に充当することができました。
これは、現金や銀行自動引落で支払うより、カード会社を経由して支払った方が、不思議なことに 6万4000円あまりも支払い額が少なくて済んだということです。2015年の場合は、6万2487円でした。

■ クレジットカード比較  (データは2016年6月10日現在)

SAIZON
カード
楽天カード漢方スタイル
カード
REXカードREXカード
ライト
リクルート
カードプラス
リクルート
カード
Yahoo! JAPAN
カード
ポイント
還元率
0.5%1%1.5%1.5%1.25%2%1.2%1%
年会費無料無料1500円
+消費税
2500円
+消費税
無料2000円
+消費税
無料無料
nanaco
チャージ

JCB
1%

JCB
2015年6月から0.25%

JCB
2016年9月から0%

VISA/JCB
1.2%

JCB
1%
Edy
チャージ

0.5%

VISA
1.2%
その他楽天市場内の利用
ポイント4倍
年間50万円利用で
年会費
無料
新規契約
終了

年会費がかかるカードの場合、還元されるポイントが年会費以下では意味がありません。
納税額が [年会費]÷[還元率] 以上もないという方は、リクルートカード(VISA/JCB) または、楽天カード(JCB)、Yahoo!JAPAN カード(JCB) が選択肢になると思います。

■ その他にもこんなに良いことが盛りだくさん!!

ポイントだけではありません。その他にもいいことがいっぱいあります。
旅行傷害保険
旅行中の事故、病気やケガの治療、携行品の破損などの損害を補償してくれます。年会費無料のカードでも付帯されている場合が多いです。しかも、既に一般の保険に加入していても重複して支払われます。
不正利用保険
カードの紛失・盗難による不正使用、またはインターネットで不正使用の損害を届出前60~90日さかのぼって補償される場合があるので、安心です。
現金を落とした場合は戻ってくることは期待できませんが、カードの場合はカードを無効にできる上に、例え不正利用されてしまった場合でも補償される場合があるので安心です。
ショッピング保険
カードでご購入された品物の破損・盗難などの損害を保障してくれます。

■ カード払いできないもの

このように積極的にカード払いにしようとしても、銀行口座自動振替からカード払いに変更できないものは残ります。
  1. 水道料 (自治体によってカードが使えるところもあるらしいが福井はダメ)
  2. 灯油   (業者によって違いがある)
  3. ガス代 (自治体や業者によって違いがある)
更に、どうしても現金払いを避けられないケースは残ります。
  1. うどん・そば・ラーメン店など個人経営の飲食店 (こういう店には自然と足が遠のきます)
  2. 個人医院の治療費  (大病院はカード払いができるので大病院を利用することが多い)
  3. 駐車場の駐車料金  (小銭を持ってないと駐車場から出られなくなる。車に100円玉を常備している)
  4. 入場券や拝観料など  (スキー場などはクレジットカードOKの場合もある)
  5. 「道の駅」での買い物  (サービスエリアではカードが使える場合もある)
  6. 町内会費など各種会費
  7. お祝いやお見舞いなど冠婚葬祭の包に入れるお金
  8. お寺さんのお布施や神社仏閣のお賽銭
こうして見ると、商売のことは全く無知だからお叱りを承知で言わせて頂くと、カード払いができない店は消費者から預かった消費税を国庫に納めず、いわゆる「益税」となっている比較的小規模な商店などではないだろうか? と思います。
日本は消費税のインボイス制度が未だに実施できていないので、売上金を現金で受け取る場合は証拠が残らず、ごまかし易いように思います。
トーゴーサン(10・5・3)とかクロヨン(9・6・4)とか言われている所得の把握率はサラリーマンはほぼ100%、自営業はほぼ半分と言うことらしい。もし、全国民が全てカード払いになれば、全ての取引が「見える化」でき、サラリーマンだけが所得の把握率が100%という不公平は解消でき、全国民が正しく納税することに繋がるのではないかと思います。その意味からも、今後もカード払いに徹していきたいと思っています。そしてカード払いができない店は利用しないようにしていきたいと思っています。

■ ポイント激減

2015年6月1日から「漢方スタイルカード」のチャージポイントが一気に 1/7 の 0.25%に下がってしまうという通知がカード会社から届きました。
還元率が 0.25%では、年会費を払ってまで裏技を使って納税してもメリットがありません。残念ですが、これに代わるカードを探すしかありません。
そこでまたネットを検索したら、ちゃんと調べているサイトがありました。
  1. 書庫のある家@i-cube
  2. ノマド的節約術
  3. 節約主婦ブログ
最も還元率が高いのは「リクルートカードプラス」で還元率は 2%もありますが、年会費は¥2160円かかります。しかし、納税額が 10万8000円以上あれば、得になります。

最強の「リクルートカードプラス」も2016年9月16日からnanacoチャージのポイントが0%になってしまいます。残念ですが致し方ありません。2016年度の税金は7月末までにnanacoで払い終ってしまいましょう。
2016年9月以降は還元率は下がりますが「リクルートカード(1.2%)」または「P-one Wiz カード(1.5%)」が選択肢です。

■ クレジットカードを利用する場合の注意点

我が家の場合、殆どの支出をクレジットカード払いにしていますが、クレジットカードを安全に利用する上で、これだけは必ずやらなければならないということがあります。
  1. カードは必ず目の前で操作してもらう。 (奥へ持っていく場合はスキミングの危険がある。国内の場合はほぼ安心)
  2. レジで「一括払い」と必ず言う。  (一括払い以外は金利が発生する)
  3. レシートを必ず受け取る。
  4. 家計簿(引落口座の出納簿)を作りレシートの金額を転記する。(引落が1ヶ月以上先になるので管理が必要)
  5. 引落口座が残高不足にならないよう監視する。(残高不足はブラックリスト扱いになる)
  6. 上記の家計簿とカード会社の利用明細とを照合し、身に覚えのない請求がないかを確認する。 (2004年から現在まで不正請求は1回もない)
家計簿を付けるのは面倒だという方は、レシートをノートに貼り付けたり、1ヶ月分ずつまとめてクリップで挟んでおくだけでも、カード会社の利用明細と照合し易くなります。最低でもこれだけは怠らないようにしたいものです。
きちんと管理すれば、ついつい買い過ぎてしまうということもなくなるのではないかと思います。

■ カード払いは 「家計の見える化」だ!

カード払いにして良かったことは
  1. 家計簿を付ける癖が付いたこと。
  2. レシートを発行しない店や自販機は利用しなくなったので、家計簿が正確になり 1円の誤差もなくなり、家計簿を付けることが楽しくなった。 (家計簿挫折の原因は金額が合わないことでした)
  3. 結果的に、預金口座から証券口座まで、すべてのお金の流れが「見える化」できた。
などです。一番良かったのは3番の「家計の見える化」ができたことです。

■ 余談

私は若いころから「財布」を持ち歩く習慣がありませんでした。私の育った田舎では、何を買うにもいわゆる「付け」で買って、盆と暮れの年2回だけ支払う習慣でした。そのため大人になってからも財布を持ち歩く習慣はありませんでした。
通勤は自転車かマイカーですし、昼食は会社の食堂を利用すれば給料天引きでした。行きつけの店と言えば飲み屋と釣り具店ぐらいでしたから「付けの利かない店」には行かないことにすれば、財布は必要なかったのです。
と言うことで、22歳頃からずーっと財布を持たない生活に慣れ親しんできました。
結婚してからは、お金を払うのは妻の役目という感じですから、私は今も現金は一切持ち歩いていません。
データ
  • 2015.06.28(日)
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