国土地理院 10mメッシュ標高データ

最近はカシミールの地図に国土地理院のオンライン地図『ウォッちず』を使うことが多くなった。
しかし、この地図は地図画像だけで標高データがないため、いわゆる 1/2万5000 の紙地図と同じようなものだ。
それでも、地図の正確さ、情報の新しさなどで利用価値は高い。

カシミール3Dの『カシバード』機能を使って、鳥瞰図や展望図を楽しむときだけ、カシミールの参考書4部作に付属していた日本全土の標高データ付き5万分の1地図(50mメッシュ標高データ付き)を愛用してきた。

ところが昨日、国土地理院から新しく全国の5m、10mメッシュデータが基盤地図情報ダウンロードサービスの一環として公開されていることを知った。今までの50mメッシュに比較して、その細かさは25倍から100倍ということになる。
早速福井県地方の分だけダウンロードしてみたが、表示法が分からない。
カシミール3Dのホームページを開いてみたら、ちゃんとその使い方とツールが今年の3月20日にアップされていた。

カシミールのホームページから 「基盤地図情報(標高)プラグイン Ver1.0.0」 をダウンロードし、マニュアルに従って、標高データを解凍し、データ変換をした。
出来上がったデータをカシミールで表示してみると、非常に詳しい立体地図が表示されたが、標高データのみで、期待していた 1/2万5000 地図と重なった立体地図ではない。

今までの50mメッシュに比較して、格段に表示精度は高くなった。
川が谷を形成していった様子や、むかし山が崩壊した様子など、何万年もかけて地形が形成された様子をリアルに想像できるようになった。
しかし、地図画像と重ねあわせができないことには、その山がどこの山かを知ることが困難だ。

重ね合わせて表示する方法がないかと、カシミールのメニューを一つずつ開いていたら、「編集」メニューの中に「標高データを重ねる(MATの作成)」というのがあった。
多分これだろうと思って、クリックしてみると「ビットマップ地図に標高データを重ねて使用できるようにします」という新しいウィンドウが開いた。
指示に従って、作業を続けると、白かった 1/2万5000 地図に薄緑色の標高データが重なった立体地図が表示されるようになった。

これは感激ものだ!! (これほどのものを無料で提供してくれる国土地理院と Dan 杉本氏に感謝)
今までの50mメッシュとは比較にならない精度だ。素晴らし!
時代は待ったなしで進歩している。
カシミールや国土地理院のホームページからちょっと離れている間に、もうこんなに進んでしまっていたとは・・・・。

しかし、ここまで表示できるまでには、なかなか大変だった。
先ず、標高データが膨大だ。福井県だけでも相当なデータ量だから、全国となるとダウンロードだけでも、よほど根気の良い人でも丸一日では無理かも知れない。 私は途中休憩を入れて2日かかった。

まだ全国の半分程度しか解凍してないが 10GB にもなっているから、全国分では 20GB を超えるのではないかと思う。
全国を10mメッシュで区切った標高データだから、その膨大さは納得できるが、ダウンロードから表示に至るまでの作業量も相当なものであることは覚悟しなければならない。

最近は歳のせいか、物忘れが激しいので手順をメモしておこう。
カシミールのホームページに図解入りで詳しい手順が2012年?に公開された。 http://www.kashmir3d.com/fgddem/

  1. カシミールのホームページから 「基盤地図情報(標高)プラグイン Ver1.0.0」 をダウンロード・インストール
  2. 国土地理院の基盤地図情報サイト(http://www.gsi.go.jp/kiban/)から標高データをダウンロードする
    • 「基盤地図情報の閲覧・ダウンロード」をクリック
    • 「ダウンロード」の「基盤地図情報ダウンロードサービス」をクリック
    • 初回は登録してIDとパスワードを取得するように変更になりました。(メールでIDとパスワードが送られてくる)
    • ダウンロードファイル形式選択で「基盤地図情報数値標高モデルJPGIS(GML)形式」を選択
    • 条件選択で「10mメッシュ」を選択
    • 日本地図が表示されるので必要な地域をクリック
    • 4桁の数字が表示されている4角の地図範囲が表示されるので、必要とする地域の番号をクリック
    • 地図のボタンをクリックして入手するメッシュを選択します。(幾つでも可)
    • 選択が終わったら「選択完了」ボタンをクリック
    • ダウンロードのページが表示されるので右端の「ダウンロード」をクリックして、1個ずつダウンロードし、適当なフォルダに保存する。
  3. 保存したZipデータをダブルクリックして解凍。 解凍すると1個~16個の xml ファイルが作成される。
  4. 解凍した xml ファイルを別のフォルダに集める  (これがダウンロードと同じくらい時間がかかる)
  5. カシミールを開いて xml ファイルをどれか1個カシミールの地図の中にドラック&ドロップする
    • XMLデータをXEM形式に変換するダイアログボックスが表示されるので
    • 変換後の保存先フォルダ、既に変換済みは無視するなどを指定して「次へ」
      (変換にはかなり時間がかかる)
  6. 変換が完了したら「変換した地図を開く」にチェックを付けて「完了」をクリックすると、標高地図が起動します。
    または、XEMファイルをすべて選択して、カシミールにドラッグ&ドロップしても標高地図を開くことができます。
    • 「ファイル」の「地図を開く」をクリックして
    • 「標高データのみ」の欄を見ると「基盤地図情報(標高)」が新しく作成され、「基盤地図情報10m標高」がある
  7. 標高データを地図に重ねるMATを作成する
    • カシミールで『ウォッちず 25000』を開く
    • カシミールの「編集」→「標高データを重ねる(MATの作成)」をクリック
    • 「ビットマップ地図と標高データの重ね合わせ」ダイアログボックスで「次へ」
    • 「標高データの選択」ダイアログボックスで先の f-2項目の「基盤地図情報10m標高」を選択して「次へ」
    • 『ウォッちず 12500』と『ウォッちず 6000』でも同様に実施する
データ
  • 2009.05.14(木)
ほかの参考サイト
アーカイブ

現在位置: ホームなんでも日記メニュー > このページ