私はこうして禁煙した

タバコをやめて、およそ40年になる。
昔の記憶を辿ると、禁煙3日~1週間程度が4~5回。1ヶ月が1回。6ヶ月が1回である。
失敗した原因を考えると

  • 金輪際タバコとは縁を切るぞ! という気負い過ぎ
  • これで禁煙できた。俺はいつでも禁煙できるぞ! という自信過剰
  • もうここまで来れば絶対大丈夫、という気の緩み(1ヶ月禁煙、6ヶ月禁煙)

などがあったと思う。
私は決して意志の強い人間ではない。むしろ軟弱で、全てにおいて三日坊主の性格である。
そんな私でも禁煙に成功して40年になるのだから、やり方次第では、決して不可能ではない。
失敗を繰り返す度にその原因を考え、やり方を少しずつ変え、再挑戦を繰り返した。

そこで、これから禁煙を志す人にちょっとアドバイス。

① 今までに何度も禁煙を志し、その度に失敗して、もう諦めている。
② 挫折の経験はあるが、今度こそ成功させるぞ!

ここで、①番の人は「病院の禁煙外来」に相談してみることをお勧めします。
②番の人はこれ以降を読んで再挑戦してみてください。きっと成功します。頑張ってください。

  • しっかりした大義名分を設定する
    なぜやめるのかをしっかり自分に言い聞かせるための大義名分が必要です。
    私の場合は 『今日から絶対吸わないぞ!』 だけでは失敗続きでした。
    自分の健康被害については、ある程度納得ずくで吸っていても、『父親のタバコが原因で子供の健康に害を与えては親として申し訳がたたない』 という気持ちが成功のカギでした。
    2006年6月30日 『タバコの値上げ』 のページ参照
  • 自分自身の良い指導者になる
    良い指導者や親は生徒や子供の欠点を指摘するのではなく、良い点を褒めて伸ばすようにする、と言います。
    禁煙についても同じ事が言えます。
    禁煙が挫けそうになるダメな自分を叱るのではなく、タバコの誘惑に勝っている時の自分を大いに褒める機会をたくさん作って、良い自分を伸ばすことの方が大切です。
    そのためには
  • ちょっとずつ延長
    「もう永久に吸わないぞ!」と、壮大な目標に立ち向かうのではなく、ちょっと伸ばしを続けます。
    『きょう昼までは吸わないでおこう』 『午前中できたのだから、夕飯までは吸わないでおこう』 『朝から吸ってないのだから、寝るまで吸わないでおこう』 と、小刻みに目標を設定して、小さな達成感を積み上げていきます。
  • タバコに勝っている自分を強く意識する
    ちょっと伸ばしで小さな禁煙に成功している自分、タバコの誘惑に勝っている自分を大いに褒めてやりましょう。
    『俺は今、タバコに勝っているんだ!』 と、強く意識することが大切です。吸わないでいる自分を高く評価してやりましょう。
    「タバコを要求する肉体の自分」 に対して 「禁煙を志す精神の自分」 は良い指導者になり、タバコに勝っているときの自分を大いに褒め、やる気を引き出して、その自分を伸ばしてやりましょう。
  • それでも挫けそうな時、友人は大きな力です
    独りで禁煙するより、禁煙仲間がいると大いに力になります。挫折しそうになったら 『おい、今もの凄く吸いたい気分だけど、お前まだ吸っていないか?』 と電話し、仲間が 『おう、まだ吸っていないぞ!』 と、言ってくれると、「よし、俺ももう少し頑張ろう!」 と励みになります。きっと相手もそう思っているに違いありません。
  • 禁煙中は禁酒もする
    禁煙中に酒を飲みに行くと、つい気が大きくなって決断が緩みます。
    『一本ぐらい吸ったっていいだろう。禁煙は明日からしっかりやればいいや』 と、言うことになって、完全に元の木阿弥です。逆に禁煙前より吸う本数が増えてしまっています。
    私の経験では禁煙に失敗する度に、何故か吸う本数が増えて行きました。ことによるとヘビースモーカーは何度も禁煙に失敗した人かも知れません。
    禁煙を始める時期は宴会など酒を飲む機会がない時期を選ぶ必要があります。 勿論、晩酌もダメです。
    その為には、禁煙は晩酌の癖が付いてしまわない内に、一日も早く実行すべきです。
    晩酌をせずにはいられなくなってからでは、ますます困難になります。
  • 食事は腹八分目で
    禁煙中は満腹するまで食べると、次はタバコに手が延びます。常に食べ物に意識が向いているように腹八分目か七分目ぐらいに抑えておく必要があります。
  • それでも吸いたくなったら水を飲みます
    とにかくタバコから気をそらすことです。一時的にタバコに意識が集中しているだけですから・・・。
  • ヤマ場は一週間
    本当に辛いのは3日間ほど。一週間もすれば段々楽になってきます。
    しかし、一番危ないのはこの時期です。周りで美味しそうに吸っている人がやたら気になったり、『ここまで来れば大丈夫だから一本だけ吸ってみようかな?』 という気の緩みが出やすい時期です。
    禁煙中であること、それに成功しつつある自分を強く意識して、吸っている人やタバコの煙がある場所を極端に避けるようにします。極端に避ける行動で、禁煙が善で喫煙が悪だという意識を自分に定着させます。
    本人が意識しているか否かは別として、禁煙者は嫌煙者です。
    喫煙者に理解のある、優しい、いい人のままでは禁煙はできません。
  • 体重が増えることがあっても禁煙のせいにしない
    禁煙すると体重が増える場合があるらしいです。(私は増えなかった)
    胃の調子が良くなってご飯が美味しくなったり、口寂しさに間食が多くなったり、気分を紛らすために飴などをなめたりすることで、一時的にカロリーオーバーになっているのが原因だと思います。
    禁煙に失敗した人がこんなことを言っていたのを聞いたことがあります。
    『タバコを止めたら体重が増えてしまって・・・』 『その方がかえって体に悪いと思うから・・・』
    禁煙に成功してからでも、ダイエットはできます。
    禁煙をしないで済む、自分に都合のいい言い訳は考えないことです。自分で自分に言い訳を始めたら、何をしたって無駄です。
  • 禁煙に1年間成功しても、まだ完成ではありません
    私の経験では6ヶ月間禁煙しても、元に戻ってしまったことがありました。
    妻の父が言っていました。『3年間ほどは まだ禁煙中 だと思っている必要がある』 と・・・。
    ふとした隙に 『ちょっと吸ってみようかな?』 と、思う瞬間があります。
    そのとき 『いや、俺は禁煙中だった』 と、思い直してください。1ヶ月に一回程度だったり、2ヶ月に一回程度だったり、本当に稀に誘惑の心が蘇る時があります。
  • 失敗しても、俺はダメな人間だとは思わない
    禁煙は誰もが失敗するものです。あのオバマ氏でさえも失敗したそうですから、凡人の我々が失敗するのは当たり前です。
    禁煙に失敗した自分をダメな人間だと思わず、何度でも挑戦しましょう。挑戦し続ける精神がいつまでもあることは若々しい証拠です。素晴らしいことです。
  • タバコをやめるくらいなら死んだ方がましだ! と豪語しない。
    きっぱりやめられない事への裏返しの気持ちとして、時々このように豪語する人がいますが、タバコはそれほどの覚悟をしてまで吸う価値のあるものでもないし、それほどの覚悟ができるなら禁煙なんて遥かに簡単なことです。

    医者から 『あと半年から1年の命です。悔いのない様に生きてください。』 と言われて、『時すでに遅し』 と思いつつも、禁煙も禁酒も、健康に良いと言われていることは何でも試してみたくなるのが人情だと思います。
    医者から余命宣告されてから、「後悔しながら禁煙」 するより、充分健康なうちに 「余裕を持って禁煙」 しましょう。
    禁煙には 『まだいいだろう・・・』 ということはありません。
データ
  • 2008.12.16(火)
ほかの参考サイト
アーカイブ

現在位置: ホームなんでも日記メニュー > このページ