麻生総理の発言は一理ある

麻生総理大臣の発言がいろいろ問題になっている。
「たらたら飲んで・・・・・・」「何で、そんなヤツの分の医療費まで俺が払わないといけないんだ」の発言には批判が多いが、総理大臣が言いたかった真意は分かる気がする。

総理大臣の発言だから、いろいろ難くせ付けたがる気持ちも分からないではないが、実際、赤十字病院の入院患者が敷地内禁煙だから、パジャマ姿で病院前の道路まで出てきてタバコを吸っているのを見ていると、麻生総理でなくても 『そんなヤツにまで、保険で診療するのか!』 と、思ってしまう。

酒は合法的な飲み物には違いないし、高い税金も払って飲んでいる訳だから、酒を好む人は 『誰にも迷惑を掛けている訳ではない。 俺の金で俺が飲んでどこが悪い!』 と、言いたいと思う。
健康で飲んでいる内はいいが、このまま飲み続けていると病気になるかも知れないと言われる「メタボリック」になっても、改めないと言うのは如何なものかと思う。

砂糖や塩や脂肪でさえも摂り過ぎると健康上良くないと言われている訳だから、酒をほろ酔い気分になるまで毎日飲み続けることは健康上良いはずがないと思う。
麻生総理大臣としては、それを反省なしに続けていたら病気になり、健康保険の財源がピンチになるのだから、節度ある飲み食いをして、健康に注意した生活に努めてほしいと言いたかったに違いない。

私には麻生総理大臣の気持ちは良く分かる。
総理大臣の発言の批判者は、誰も病気になりたくて病気になった人はいない。健康保険は相互扶助の原則の上に成り立つのだから、健康な人が病気の人の分を負担するのは当たり前だと言う。
確かにそれはそうだが、昔の常識ある人なら、『医療費を他人様にも負担していただいている以上、なるべく医者に掛からないよう健康生活に努めなければ申し訳ない』 と、言うに違いない。 (少なくとも私の祖父はそう言ったに違いない)

権利だから何をしたっていいと思いがちだが、それは間違っている。
自分では直接的には3割しか払っていないのだから、即禁煙、酒はコミュニケーションの潤滑油としての適量にして、健康生活に努めたい。
そう言う私も、昔はタバコも吸い、酒も毎日飲んでいたのだから大きなことを言えた分際ではないが・・・・。

インド独立の父・ガンジーはこんなことを言ったそうだ。
『医者は必要ではない。世の中に医者がいるから人は健康を心がけた生活をしなくなる』 と・・・。
極端な考え方だとは思うが、一理あるとも思う。
現在のように近代的な病院がなかった江戸時代の人も結構長生きしている。
乳幼児期の死亡率は別にして、大人の健康寿命(介護を必要としない生活年齢)に限るならば、現在とそれほど違わなかったかも知れない。
近代的な医療と手厚い看護を誰もが受けられるようになった現在だが、生涯にかかる病気の数も、病気の期間も、健康で活動できる健康寿命も江戸時代とそれほど大きな差はないのではないかと思う。
ガンジーの言葉どおり、医療が充実した分、我々は自分を律する心が衰え、甘える心が拡大しただけかも知れない。

データ
  • 2008.11.30(日)
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